からだに優しい癌治療 -ハイパーサーミア-
この度、日本ハイパーサーミア学会 第42回大会において、市民公開講座「からだに優しい癌治療 ―ハイパーサーミア―」を開催いたしました。
会場となった名古屋市立大学病院には、医療関係者のみならず、一般市民の方々も多数ご参加くださり、温熱療法に対する関心の高さがうかがえました。

| 会議名 | 第42回 日本ハイパーサーミア学会大会 市民公開講座 |
| 学会会場 | 名古屋市立大学病院 中央診療棟 3階大ホール |
| 日時 | 令和7(2025)年 9月21日(日)15:00~ |
| 演者 | 伊藤 誠 先生(愛知医大放射線科) 山本 竜義 先生(東海病院外科) 原武 志 先生(波総合病院腫瘍内科) |
| セミナーテーマ | からだに優しい癌治療 -ハイパーサーミア- |
当日の様子
講演では、ハイパーサーミア(温熱療法)ががん細胞を選択的に加温し、正常細胞への影響を抑えながら治療効果を高める仕組みについて、事例を交えて分かりやすく解説されました。
放射線療法や化学療法との併用による相乗効果や、患者さんへの身体的負担を軽減する可能性など、多くの具体的な事例が紹介され、参加者の皆さまからも活発な質問や意見が寄せられました。


庄内クリエート工業 展示ブースのご報告
本講座会場では、庄内クリエート工業による高周波式ハイパーサーミアシステム【アスクーフ8】も併せて展示いたしました。
【アスクーフ8】は、高周波電流を患部に通すことで腫瘍を加温し、治療効果を高める温熱療法装置です。
外科治療・化学療法・放射線療法との併用にも対応し、がん治療における幅広い選択肢を提供いたします。

展示ブースでは多くの医療関係者・市民の皆さまに足をお運びいただき、実際の装置構造や治療原理について関心を寄せていただきました。
詳しい内容はこちらからご覧ください。
また機器に関しましての問い合わせなどはこちらから。
ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
本講座を通じてハイパーサーミア治療の社会的理解がさらに広がることを期待するとともに、
がん治療における新たな選択肢を支える装置開発に、引き続き全力で取り組んでまいります。

